この手の製品では、スティックタイプのものが既にいくつか販売されているが、ポケットサイズのデスクトップというのは、初めてのような気がする。
サイズは上の画面のように80.5x157.7x12.9mmで、USB2.0、USB3.0及びHDMIのコネクター用に外付けドックが用意されている。
CPUはATOM x5であまり高性能とはいえないが通常使う分には問題ないレベルだ。メモリは2GB、ハードドライブは32GB、Wi-Fiは802.11a/cとBluetooth 4.0。増設ドライブ用にmicroSDが用意されている。指紋認証機能付き。電池は4時間持つ。
価格は99ドルである。日本円なら12,000円くらいか。
面白いと思ったのは、OSLinksというもので、ディスプレイにiPadなどのタブレットを使用できることだ。もちろん、そのためのソフトをダウンロードしてインストールする必要があるが。
ドックを採用することで、さまざまなインターフェースの要求に応えることにしたようだ。私はこういうドックをつけるよりも、インターフェースは固定にして多様な要求に応えるのは諦めたほうが、製造上も価格上も良かったのではないかと思う。
小型という点では既にスティックタイプのWindows 10パソコンが有るのだが、実際にはコネクターなどを考えると使いづらい。むしろ、この小型パソコンなら、電池だけで4時間稼働し、キーボードやディスプレイを接続するコネクターも備えているので、使いやすいのではないだろうか。これから、このポケットサイズのパソコンというのはいくつか出てくるのではないかと思う。
「Kangaroo」のサイトは以下のところにある。
http://www.kangaroo.cc/index.php
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