2015年11月7日土曜日

MicrosoftのOneDriveのプランの変更はユーザに対する背信行為だ

MicrosoftはOneDriveのストレージプランを変更するという話を11月2日のブログで発表している。(日本語では11月4日に)

詳細はそのブログを見てもらえがいい。
概略は以下のとおりである。まず、Office 365の一部ユーザに提供していた容量無制限のプランは廃止され、他のユーザと同様の1TBの容量になる。また、無料のOneDriveを使用しているユーザは、15GBの無料の容量を5GBに変更する。さらにカメラロール用に無料で提供されていた容量も廃止される。



私のOneDriveは上の画面のように140GBの容量の提供を無料で受けているが、それが5GBに縮小されてしまうことになりそうだ。もともとそのうちの100GBは1年間の一時的な貸し出しの形で提供されているものなので、実際には40GBの容量を5GBに変更されることになる。

こんなことになるとは考えていなかったので、すぐに対策を考えないといけない。とりあえず、5GBなどという容量はまったく魅力がないので、ほとんどOneDriveとは手を切る形になると思う。そして、他のオンラインストレージへの移行を行うことになるだろう。私自身は基本的に2台の外付けHDD(それぞれ3TB)にデータは保存されているので、オンラインストレージの容量が減っても、その中に入っていたファイルやデータをダウンロードして他のストレージに保存するという必要はない。

Microsoftのブログでもそのコメント欄でマイクロソフトに対する厳しい意見が目立っている。このOneDriveの変更はは今まで言っていたことを突然裏切ったことになるので、マイクロソフトの信用を下げることは間違いない。明らかにユーザへの背信行為だ。

OneDriveだけでなく、オンラインストレージのサービスにはいつもこの危険が存在する。サービスをストップするとか、提供する容量を減らすとか、価格のアップだ。ついこの間も、ADriveが無料で50GBも容量を提供するサービスを停止したことが分かった。これからもいくつかのところで、こういうことが起こりそうだ。ひょっとすると今は大丈夫と思っているGoogleのGDriveにもこういうことが発生するかも知れない。

なお、ついでながら、「縮小したOneDriveにどう対処するか」は以下のところに詳しい。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1511/08/news015.html

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