2015年11月12日木曜日

Microsoftが最初のメジャーなWindows 10のアップデートを公開

実は既にInsider Program参加者には提供されているものなのだが、一般向けに正式のアップデートとして11月12日付でWindows 10のアップデートが公開された。パソコンとタブレット用でスマホ向けは含まれていない。MicrosoftのWindows Blogで紹介されている。

このアップデートは先日のこのブログでも2度ほど紹介したが、以前からThreshold 2あるいは11月のアップデートと呼ばれていたものである。

ブログによると改善された点は以下のとおり。
立ち上がりの時間がWindows 7に比較すると30%ほど早くなっている。

Cortanaはペンによる手書きにも対応した。電話番号、メールアドレス、住所なども理解し、覚えて置けるようになった。ユーザのイベントや動画の予約なども覚えて置けるし、時間通りにどこに行くかなども覚えておき、それをユーザに知らせることも可能だ。タクシーの手配のシステムであるUberなども使えるオプションも追加されている。

Edgeは性能と安全性が向上している。タブプリビューと言って、現在見ているサイトから離れることなく、マウスのポインターをタブにかざすことで、そのタブの画面を見ることが可能だ。



Edgeは使用しているデバイスどおしで同期を取ることも可能になった。

この他にもメール、カレンダー、フォト、Groove、Xbox、ストア、OneNote、Solitaireなどにも改善が加えられている。

さらに企業用のパソコンとしてもWindows 10は改善されていることがいろいろと説明されている。

これで一般のWindows 10搭載パソコンのアップデートはしばらくはないと想像できる。7月にリリースされた時にはまだ不完全な出来だったものが、やっと胸を張って使えると言えるようになったということではないだろうか。

ということで、さっそく私のノートパソコンにWindows 10アップデートを試みることにした。このノートパソコンは出張などで持ち歩きがメインのパソコンなのでなかなかアップグレードができていない。



更新プログラムのチェックを行うと、上のような情報が表示された。その中の一番上に「Windows 10 Home、バージョン1511,10586にアップグレード」というのが入っている。これがメインのアップグレードというわけである。



さっそく、「今すぐインストール」をクリックしてインストールを開始した。「Windows 10 Home、バージョン1511,10586にアップグレード」が確実に行われていることが分かる。

このアップグレードはこれからが長かった。更新プログラムをダウンロードした後は、あたかも新しくWindows 10をインストールするのと同じような形でアップグレードを開始したのだ。結局、正確に時間は測っていないが、3時間ほどかかったのではないだろうか。



インストール終了後、「winver」でバージョンの確認をしたのが上の画面である。きっちり、Build 10586にアップグレードされている。

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