2018年5月21日月曜日

今将棋が面白い(その2)

将棋対局をAbemaTVやYoutubeで見る機会が増えた。

楽しみはその対局そのものなのだが、それだけではない。将棋の解説も面白い事がわかった。

解説はだいたい二人でやることが多く、片方は女流の棋士で、片方は男性の棋士という組み合わせだ。両方共男性の棋士というのもある。

私はAbemaTVやニコニコ動画が将棋の中継を始めたことの様子を知らないので、想像だが、その頃は解説する棋士の方も慣れていない方が多かったのではないかと思う。

確かに、名人戦などの大判解説などは以前からあり、それには出席したいた棋士もいて、全く初めてというわけではないとは思うが、大半の棋士は解説なれしていなかったのではないかと想像する。ということで相当ぎこちなかったのではないか。

将棋の対局では、持ち時間が長いと、次の一手に1時間以上も書けることがあるので、その場合、解説する側は大変である。1時間以上も同じ場面で、次の一手を解説しても時間が持たない。そこはいろいろと工夫しないといけないので、その対策も番組としては重要なことになる。

昼食時間なども面白い。棋士が食事に入ると、その二人の棋士の食事の内容を紹介するだけでなく、同時に食事をすることになる解説者二人の食事なども紹介している。食事中は将棋は進展していないので、解説できないという点では次の手待ちが長い場合と同じだ。


解説者の中では、豊川七段の解説が面白い。そのダジャレを交えた解説が俊逸である。

例えば、大駒を切っていくときには、「ここで飛車をキリマンジャロですか」といったダジャレが飛ぶのだ。普通は「ここで飛車をきりますか」というところである。

この豊川七段のダジャレシリーズは、将棋連盟のホームページの将棋コラムでも紹介されている。
「間に合わじ仁茂」、「両取りヘップバーン」、「タランチュラ」、「難解ホークス」などなど、どういう意味かわからない方は将棋コラムを見てください。
https://www.shogi.or.jp/column/2017/01/post_57.html

この他、藤井聡太七段の次の手が解説の中に入っておらず、その一手に唖然としてしまう解説棋士や、棋士同士で漫才のようなやり取りの解説をすることなどの様子は実に見ていて楽しい。

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