2020年9月30日水曜日

日本に女性議員が少ないのは女性の責任でもある

 今週号の週刊誌ニューズウィークに「女性議員の比率を法律で決める時」という表題でニック・ストアーズ氏が記事を書いている。この人が有名な誰かかと調べてみたが、よくわからなかった。


まあ、誰かわからなくても、日本で女性の政界進出があまり良くない状況であることは周知の事実だ。韓国や中国と比べても、女性議員の割合は少ない。


私は女性が政界に進出するのに大変なことは理解しているつもりだ。政界はいまだに男性の世界で、女性は少数派に過ぎない。そこで男性軍に立ち向かうのは容易なことではない。


世界的に見ても、相変わらず男性の議員がのさばっている国は多い。米国でもそうだ。なかなか女性の大統領が誕生しないのを見ても、難しさは実感できる。


私が不思議に思うのは、女性がそういう点をあまり重視していないように思えるからだ。女性議員のほうが女性のことに関しては理解があると思うのは普通のように思うのだが、どうもそうではなさそうだ。前の米国大統領選挙でも、女性だからといって女性のクリントン候補に投票した人は少なかったのではないだろうか。


私が女性なら、女性と男性の候補が一人ずつだった場合、やはり女性に投票しようかと言う気持ちを持つのではないかと思うのだが。


その理由は女性議員が増えてくるとどうしても助成に対する態度を変化しないといけないと考える男性議員が増えてくると思うからだ。これだけでなく、色々の面で女性としてはメリットが出てくるはずである。


女性議員が増えてくると、現状の男性優位の状況は格段に変化してくると思う。


もちろん、現状のままでも女性に対する対応がまずいと、男性議員が選挙で選ばれないという状況は出てくるのだが。


政界だけでなく、職場などでも相変わらず男性優位は変わっていない。大企業における女性社長や役員の割合は政界以上に低いのではないか。


こういう状況がいまだに続いているのは、日本全体にいまだに古くからの常識がずっと継承されてきているからだろう。女性は男性をたてることで、女性らしいと言われ続けていたのだから。


最近でも相変わらず物議を醸しだしている杉田水脈議員の発言を聞いていると、全く男性に受ける発言を繰り返しているようの思える。女性の位置の向上に全く関心を示していない。女性はこうあるべきという昔からある考え方をそのまま踏襲している。あたかも、男性に指示を受けて発言しているようにも思える。


女性全体のことを考えると、こういう旧来からある考えにとらわれず、女性の権利をきちんと考えて行動するのが良い。女性はもっと自分たちのことを真剣に考えないといけないのではないだろうか。まあ、男性にしてみれば、このままのほうが良いに決まっているが。


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