最近、コロナウイルス関連で感染症専門家の予測でよく言われているのが、「今年の冬は、コロナウイルスとインフルエンザが同時流行する可能性があるので注意しないといけない」というものだ。
従来から、感染症専門家の予想は外れまくっている。危機を過小評価すると問題になるので、ややもすると危険を課題に見積もる傾向があるのはやむを得ないとしても、ここまで外れまくっても、相変わらず危機を煽るのはどういうことなのか?疑問に思わざるを得ない。
上の2つのグラフは、国立感染症研究所のサイトで入手したものと、厚労省のサイトで入手したものだ。どちらもデータの出は、国立感染症研究所からのものだ。
どちらのグラフを見ても、2019年から2020年にかけての時期のインフルエンザの発生数は2017年から2018年の時期、そして2018年から2019年にかけての時期のものに比べると少ない。半数ほどである。他の年度と比べても同じことが言える。
その理由としてはたまたまインフルエンザがこの間の冬の時期に流行が少なかったという事も考えられる。しかし、この間の冬にコロナウイルスが流行りかけていたとしたら、その関連でインフルエンザがそれほど流行らなかったと考えたほうが良いのではないだろうか?
付け加えて、今年の春の花粉症も少なかった。こちらについてはデータを持っていないが、私の周りで花粉症で悩んでいた人が何人もいたが、今年はそれほど悩んでいるのを見かけなかった。
インフルエンザの感染を防ぐのは、マスクであり、うがいであり、手洗いである。この予防策はコロナウイルスにも通じるものがある。付け加えて言うなら、花粉症にも適応できそうだ。
インフルエンザの対策をしている大半の人は、上のような予防策を採るはずである。
ということは、コロナウイルスも予防することになり、ひいては同時流行など発生しないということになる。
同時発生するかもしれないが、どうしてその両方が感染者をたくさん出すと考えるのか?説明をしてもらいたいものだ。予防策を採れば、インフルエンザはこの間の冬並みの数だろうし、つまり、例年の半分くらいの数だろうし、対応の仕方がわかってきたコロナウイルスも今年ほど流行るとは考えにくい。8月以降、コロナウイルスの感染者数は減ってきているし、死者数も最近は減少傾向にある。
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