この4連休で人出は格段に増えたようだ。いままで、コロナウイルスの影響で外出を控えていた人たちが繰り出した形だ。
私はメディアが報道するようにコロナウイルスに恐怖を抱いている人は少ないと見ていた。それが証明されたような気持ちである。大半の人は外出すると他の人から批判を受けるので、外出するのを控えていたと思われる。それがこのGoToキャンペーンでくりだしたということだろう。
日本では、いやアジア地区では、コロナウイルスは極端に恐れる必要のないものである。それがだんだんわかってきている。人出が増えてきても、死者数が増えないのだ。最近、神戸大学の岩田教授がこの4連休の7日後には感染者数は増えていると予言しているが、それほど増えないのではないかと私は考えている。特に、感染者は別にして、死者は増えないでしょう。死者は実際の値が出るのにもう少し時間がかかるという話もあるが、1ヶ月後でも増えていないと予言したい。岩田教授が予言するよりも私のほうが当たると自信を持って言える。今までのデータがそれを示しているのだから。
ところで、私の利用しているOurWorldInDataの情報では、面白い現象が出てきているのを見つけた。
一つは、コロナウイルス対策優秀国の、ドイツ、韓国、日本の死者数の推移だ。このところ、韓国、ドイツが日本を抜いてきていたのだが、それが変化してきている。以下のグラフだ。
緑の線がドイツ、赤の線が韓国、黒が日本である。4月頃から、日本は韓国、ドイツに完全に差をつけられていたのだが、9月に入ってその差が縮まってきている。少し、日本がドイツ、韓国を抜いてきている状況だ。ただ、百万人あたり0.1人以下の競争なので、それほど大きな差があるわけではなく、とやかく言うレベルではないのだが。
最近のニュースによると、ヨーロッパでは感染者数が増えてきているという。死者数を見ても増えてきているようだ。以下のグラフで見てみるとそれがわかる。
このグラフで驚くのはスウェーデンの状況である。英国、イタリア、デンマークそしてドイツを死者数で抜き去った。百万人あたり死者数が0.05人以下になっている。それに対して、英国、イタリア、デンマーク、そしてドイツはいずれも死者数が増加してきている。
これがどういうことなのか、今の所説明がつけられないが、いわゆるスウェーデンのコロナ対策が成功していることを示している。スウェーデンは緊急事態宣言などを出さず、ある程度のコロナウイルス対策を実施しながら、経済優先の政策を実施してきていた。これは、世界で注目を集めた政策だったが、いままではうまく行っていないという評価をする人もたくさんいた。しかし、このグラフを見る限りでは、スウェーデンのコロナウイルス対策は成功しているように思える。なぜ、最近他のヨーロッパ諸国で感染者数、死者数が増えてきているのか、よくわかっていないが。
今後もスウェーデンの動き、ヨーロッパ諸国の状況を注目していきたい。
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