本日の毎日新聞に「羽田衝突 3者複合要因か」という記事が出ている。
3者とは、海保機、管制官、JAL機である。記事によると、このそれぞれに問題点があるということのようだ。
海保機は、管制官の指示を取り違えて、滑走路に侵入してしまった。
管制官は、画面に誤進入んの表示があるのに、海保機の滑走路への誤進入に気付かなかった。
JAL機は、海保機が誤進入しているのに、それを視認できなかった。
この事故については、関係者を逮捕するよりも、きちんとした事故原因追求が大切だという話がある。私も、それに賛成だ。単純に、特定の個人や、数人の人たちが問題だとしてしまうのでは、複数の原因が含まれると考えられる事故では、きちんとした事故原因が、追求できないと思うからだ。
それよりももっと取り組まないといけない思うのは、人力に頼る管制システムに、さらなる自動化や、安全機能強化などがである。
今回の事故にしても、海保機の誤進入が判明しており、それが管制官の画面に表示されているとするなら、それを海保機にもJAL機にも知らせるようなことができればいいし、JAL機が侵入してくるのを止める対策も考えることが、出来るのではないのか。
また、管制官の指示を海保機が取り違えないような対策も、考えられるのではないか。さらに、JAL機のパイロット3名は海保機の誤進入を視認出来なかったようだが、視認できる機器を備えるなどの対策も考えられるのではないか。
こういう安全対策の機器は、飛行機の数は量産には向かない数なので、積極的に取り組むメーカーが少ないかも知れないが、支援費用を出しても強化すべきと思う。
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