昨夜は0時から始まったSLIMの月面着陸の様子を見守った。と言っても、実際に見ることは出来ない月面着陸の様子を、紹介しているLIVEビデオを見ていたのだが。このYoutube動画は今日でも見ることが可能だ。
SLIMが着地していく様子が、グラフに示されており、SLIMのおおよその位置がわかるようになっていた。エンジンの噴射などの状況も見えるようになっている。
高度15kmから25km二上昇した後、徐々に高度を下げている様子が示される。JAXAのセンターに表示されたパネルの画面だ。
グラフに示された線上をそのままなぞるように、高度を下げていく。それを見ると、よくコントロールされているなと感じた。その説明から事前に想定したとおり、動いているというのがわかったので。
そして、月面に到達した。到達する直前になぜか落下速度が早くなったような気がした。私は、トラブルが発生したのは、これが原因ではないかと思っている。これは私だけでなく、その後、新聞記者のインタビューでも、落下が急に早くなったと感じたという話が出ていた。インタビューを受けていたJAXAの3人の幹部の方は、これには気づいておられないようだった。むしろ、顔つきからして、インタビューなどを受けているよりも、早くトラブル対応の指揮を取りたいと思っておられるようだった。
今朝の朝刊を見てみると、各紙とも成功だと言う報道をしていた。しかし、私は太陽光発電パネルに問題があったことから、成功とは言えず、残念だったと思う。担当されている人たちも、単純に成功とは言い難いと思っているのではないか?JAXAの所長の評価も60点だった。
過去の経験から、いろいろの部品が壊れてしまっても、代替などを考えて、対策をしてきたJAXAのことだ、今後、太陽光発電パネルが復活することも考えられるので、期待したい。
その後、SLIMに搭載された天体観測機「LEV-1」「LEV-2」の運用が開始されましたというニュースが入ってきた。こちらは、計画したとおり、SLIMから降ろされ、月面に到着し、動いているということのようだ。こういうことをやったのも、日本が最初で、素晴らしいと思う。
月面に到達したのは、日本は5カ国目である。ただ、日本としては、実力は1,2位を争うくらいだと思うので、遅すぎたと思う。日本は宇宙にはあまりお金をかけないので、こういう結果になっているのだが。
まだ、正確な情報ではないのだが、月面へのピンポイント着陸は素晴らしい。こういう芸の細かいことが出来るのが日本である。
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