2015年6月20日土曜日

安保法案:何が今危険なのか?

安保法案の議論が国会で進んでいる。ただ、良くわからないのは現状何が日本にとって、日本国民にとって危険かというところだ。

政府側の答弁を聞いても(実はあまりよく聞いていないが)、何となく今ここが危ないという話が出てこない。なんとはなく、北朝鮮とか中国が日本に危害を加えてくるのではないかというようなニュアンスで答弁が行われている。ただし、答弁の中である国を名指しで危険な国というようなことはなかなか言えない。さらに、その国がどうして危険なのか、どうも説明がしっくりこない。

ここで、危険な国と言っても納得ができる北朝鮮をあげてみよう。彼らが日本に攻めてくるのか?途中に韓国はあるし、海もある。直接、陸上の戦闘員を使って日本を攻めてくることはあまり考えられない。

たとえ侵攻してくるとしても、それは即座ということではなく、時間がかかることである。戦闘員を船に乗せて、日本の陸地の何処かに上陸しないといけないのだが、本当にそんなことをしたら、日本に来る途中の海上で爆撃機による爆弾か、潜水艦による攻撃にあい、日本に来ることなど考えられない。パラシュート部隊を送り込んでくるということもあるが、多数の戦闘員があとから来ないようでは、その戦いは負け戦になってしまう。

私は中東などで今でも行われている実際の戦闘員と戦闘員による戦いが日本の領土で起こる可能性は少ないと見ている。

では、何が危険か?

一番危険なのはミサイルによる攻撃である。特に水爆などを積んでいるミサイルが日本に落ちたら、大変なことになるはずだ。更に言うなら、ミサイルはなにも水爆や原爆を積んでいなくても良い。高性能爆弾を積んで、ミサイルを日本国内の原子力発電設備に攻撃をかけられたら、福島の原子力発電所の事故を見ても分かるように、大変なことになる可能性が高い。日本には原子力発電所が多数あり、しかも固まって数個の原子力発電所があるような所も多い。狙うには好都合である。



たぶん、北朝鮮がミサイルを開発する以前なら、上のような危険性はなかったはずである。ところが、最近の北朝鮮のミサイルはひょっとすると米国にまで届くかもしれないという飛距離を持ってきている。さらに、目的に場所にきちんとミサイルを誘導する技術もかなり上がってきているのではないか?そういう意味では、自民党の言うように状況は変化してきているのだ。

ミサイルによる攻撃は能力上いまのところ考えられるのは、米国、ロシア、中国、北朝鮮、インドくらいだろうか?日本の周辺国ということでヨーロッパの国ははずした。

日本の防衛というのは、これらの国が日本を攻撃しようと考えないような対策を考えていかないといけないということではないだろうか?

更に加えて、もっと現実的に日本の技術を集大成して、迎撃ミサイルを創ることかも知れない。

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