2019年1月29日火曜日

今年の4月にリリースされる Windows 10はスピード改善される

今年の4月にリリースされる Windows 10の一つの機能強化に Spectre(スペクター)と
Meltdown(メルトダウン)と呼ばれるプロセッサの脆弱性の問題に対する解決策が組み込まれている。


このSpectre(スペクター)とMeltdown(メルトダウン)と呼ばれるプロセッサの脆弱性の問題と
いうのは、昨年の始め頃に問題が明らかになったのだが、それより以前から気づいていた人も
いたようだ。



この詳細に関しては、以下のところに詳しい。


ただし、これを読んでよく理解できる人は少ないのではないだろうか。CPUのハードウェアと
マイクロプログラム(ファームウェア)などをよく分かっている人でないとわからないのでは
ないかと想像する。CPUの処理速度を上げるために、「先回り」と言われている手法を取る
のだが、その時に無駄に実行された内容がキャッシュに残ってしまい、それを読み取られる
ことにより、問題が発生する可能性があるというものである。最近のものは、先回りも相当先
まで進めているので、こういうことが発生するようだ。


基本的には、この問題はCPUのハード(ファームウェアを含む)問題なので、ハード側で
対策をする必要がある。といって、その対策をしたCPUが出てくるまで問題をそのままに
しておけない。


Googleはこの対策を作成し、「Retpoline」という名前をつけて発表した。この対策を
マイクロソフトもWindows 10に適応することになったというのだ。すでに、
Windows 10 Insider Previewの現行のBuildには適応されているらしい。


このGoogleの対策「Retpoline」が開発されるまでは、比較的時間がかかる対策が
ソフト側で行われていたのだが、その処理時間が格段に軽減された。従って今年
4月にリリースされるWindows 10のスピードは改善されることになる。

私は実際にすでにWindows 10 Insider Preview Build 18323を使用しているが、
その速度改善は気づかないほどのものだった。

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