2020年10月18日日曜日

PCR検査で判明するのは、陽性者であって、感染者ではない

 コロナウイルス情報を見ていると、PCR検査で陽性と判断された人を、感染者としている新聞やニュースサイトが多い。


実は、これは間違っているのではないか。


厚労省のコロナウイルス・サイトでは、PCR検査で陽性と判明した人は、陽性者としている。決して感染者とは言っていない。


PCR検査というのは、人の唾液などを採取して、その中に含まれているDNAサンプルの特定領域を数百万〜数十億倍に増幅させるものだ。つまり、唾液などにコロナウイルスが含まれているかどうかを判定することである。


しかし、コロナウイルスが唾液に含まれているだけで、その人がコロナウイルスに感染したとは限らない。たまたま、唾液に含まれていただけで、体内に入ったが、病気を発生したわけではないこともありえる。コロナウイルスが、白血球などで排除されてしまい、発病しない可能性がある。


コロナウイルスに感染した人は、唾液などにコロナウイルスが含まれている可能性は高い。しかし、感染していない人でも、空気中からか、手からか、経路は不明だが、たまたま唾液にコロナウイルスが入ってしまうことはある。コロナウイルスは微小で、空中に浮かんでいる可能性もあるのだから。


つまり、厚労省のサイトで見る通り、PCR検査で陽性と判明した人が、即、感染者とは言えない。感染した可能性があるということである。厚労省ではPCR検査で陽性と判定された人を陽性者とは呼ぶが、感染者とは呼んでいない。


ところが、現実にはPCR検査で陽性と判明した人は、あたかも感染者のように取り扱われてしまっている。こういう対応をするので、陽性反応がでた人で無症状という人がたくさん出てくるわけである。こういう人たちは、PCR検査で陽性だったが、コロナウイルスには感染していないと考えたほうがまともなのではないだろうか?


陽性者をマスコミのほとんどが、感染者としているのは大きな間違いである。しかも、医療現場でも、陽性者をそのまま感染者として取り扱ってしまっている。


この根本原因は、コロナウイルスを感染症のレベル2と指定していることから来ているようだ。陽性者は用心のため感染者とみなしている。これを早くインフルエンザ並みのレベルまで引き下げる必要がある。そうすると、陽性者すなわち感染者ということにならない。国でもそういう方向で動いているようだが、早期の決定をしてもらいたいものだ。


これに関して、東京都大田区の奈須利江議員が議会で質問している。その中で、上に書いた話と同様のことを提案している。ただ、東京都の区議会でこういう議論をしても、きちんと国で取り上げてくれるかどうかは疑問だ。以下のところにその動画がある。

https://www.youtube.com/watch?v=uW75B_SxZJs&feature=emb_logo

奈須利江のホームページもあってそこにも、同じ動画が貼り付けてあるので、そこでも見ることが可能だ。

https://blog.goo.ne.jp/nasrie/e/057f357a61bea89ec6f4dd842dd71e71


彼女のように、コロナウイルスのことについて、よく理解している議員がもっとたくさん出てきて、経済面を含めたコロナウイルス対策を推進してくれるとありがたいのだが。



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