2020年5月21日木曜日

コロナウイルスで不思議に思うこと(その1)

(1)なぜ日本では感染者数も死者数も少ないのか
最近、この不思議に関してはいくつかのところで記事が目につくようになった。私は3月頃から「Our World in Data」や「Worldmeter」などのコロナウイルスに関連するデータを見ていたので、これに気づいていた。しかし、コロナウィルスが出回り始めた2月中旬ごろは、いつものインフルエンザだろうとのんきに構えていたので、それに気づかなかった。

これに気づいて、初めてこの事実をブログで報告したのが、3月29日である。このブログに載せてあるので、3月まで逆上ってもう一度目を通してもらうと確認できる。

この原因に関してはいろいろの人たちが言及しているが、納得行く回答は出ていない。本日も神戸大の岩田健太郎教授がTwitterでコメントされていたが、わからないようだ。

日本人だけなら、まだ説明がつくかも知れないのだが、アジア全体で比較しても、欧米諸国とは一桁以上の差がある。


上のグラフを見るとその状況がよく分かる。アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、オセアニアの各地域でのグラフだ。アジアとオセアニアは値が小さすぎて、この形のグラフでは見えないくらいだ。

(2)なぜ自衛隊には感染者がでないのか?
自衛隊はダイアモンド・プリンセス号でコロナウイルス騒ぎが起こった時、3千人ほどの隊員が船内に入って、治療活動にあたった。詳細はNHKの以下のところに詳しい。
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/31928.html

この記事にあるように、『河野防衛大臣は「自衛隊からは1人も感染者を出さない」と述べ、対策の強化を指示。薬の仕分けをする際にも、防護対策として、ガウンやヘアキャップを付けるようにした。』とある。これには神戸大学の岩田健太郎教授が投稿したYoutubeを河野大臣が見て、その提言に従ったというおまけまであるようだ。

その後、沖縄県などで自衛隊員のコロナウイルス感染者が数名でてきたという報道があった。だから、今まで全く感染者がいないというわけではない。

しかし、それにしても自衛隊のコロナウイルス対策は際立っている。その防疫体制が素晴らしいのはわかるのだが、詳細は報道されていない。軍事機密なのかも。

それに引き換え、米軍の方は空母とか潜水艦でもコロナウイルス感染者が多数出ている。沖縄では数千人の規模で感染者が出ており、死者も出ている。しかし、その実態は沖縄県や日本政府には知らされていないようだ。日本の報道機関でこれを発表したところはない。軍事機密なのかも。

(3)K-1イベントの結果(感染者数)はなぜ報道されないのか?
3月22日に県知事などの反対を押し切って強行されたK-1イベントだ。正確には「「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」である。RIZINの主催である。

この開催に関しては、SNSなどで非難轟々の意見が溢れ出た。報道機関も一斉に非難めいた記事をだした。県知事や西村大臣なども中止するよう要請したが、決行された。

しかし、結果はどうだったのか?一部報道で、発熱者が出たというような記事が出たのだが、結局これぞK-1観客の感染者だというのは出てこなかった。

参加者は6500人と言われているので、本当に感染が発生するというのなら、多数の人が感染し、ひょっとすると死者も出ていたかも知れないのに。

3月22日に開催だから、感染したとわかるのは1週間後から2週間後だろう。この頃の厚生省の発表データを調べてみると、感染者が急激に増加したという報告はない。かつ、この頃はかなりの高い率で感染経路も分かっていた。だから、もしK-1で多数の感染者が出たのなら、はっきりと分かったはずである。それがなかったということは、どういうことなのだろう。声高に開催中止を要求した人に聞いてみたいものだ。

国がデータをごまかしているのだろうという話が出てくるのは分かっている。が、本来、国は多数が集まる集会を開催することに注意を出していたので、もし本当に感染者が多数出たのなら、その結果を公表していたはずなのでは?


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