2020年5月24日日曜日

コロナウイルスで不思議に思うこと(その3)

(5)なぜ、感染者数だけを取り上げて、死者数を取り上げないのか
最近は死者数を取り上げて、多い、少ないを評価する報道も見られるが、以前は死者数など言及することもない報道が多かった。
感染者数が多くとも、死者数が少なければそれほど問題視することもないのだが。これは旧来からのインフルエンザの状況がわかっていないという問題とも関連する。
「感染してしまったら、私は必ず死ぬ」と確信して話をした友人がいると、妻が言っていた。大半の人がコロナウイルスに対してそういう感じになるのかも知れない。
しかし、よく数字を見てみると死者数は少ないことがはっきりしているのだ。
ひょっとしたら、報道が読者や視聴者の受けを狙って、恣意的に感染者数を取り上げて、不安を煽っていたのかも知れない。そうだとすると、報道機関の罪は大きい。
日本におけるコロナウイルスの死者数は非常に少ない。

(6)なぜ、自分の住んでいる地域の感染者数や死者数を知らないで不安に思うのか
コロナウイルスの話を友人とする時に、日本で何人死んでいるかおおよその数で知っているか?と聞くと、ほとんどの人が知らない。死者数だけでなく、感染者数に関しても知らない人が多い。どの新聞も放送局もコロナウイルスの報道をする時には必ずと言っていいほど感染者数が何人だというニュースを流すのだが。
感染者数が増えていますという報道だけで、大変だと思ってしまうようだ。どうして、きちんとした数字をとらえないで、不安に思うのか?

(7)なぜPCR検査数が少ないというのか?
PCR検査数が少ないという話は専門の医者もそういう発言をする人がいる。確かに高熱が数日間続いた場合に、PCR検査を受けられないというのは不安である。ひょっとしたらコロナウイルスにかかっているかも知れないのに、検査できないのだから。
私もコロナウイルスが日本に入ってきた時に、PCR検査の実態をよく知らないで、韓国がPCR検査の検査を大々的にやっているという報道を見て、どうして日本でもPCR検査の機器をもっと増やさないのかと考えていた。検査をすることで、コロナウイルスの実態がよく分かると思ったからだ。
ところが、PCR検査をやるには結構手間がかかり、それに医療関係者が駆り出されて、結局本来の医療業務を行えなくなってしまうということを聞いて、それでは余計なPCR検査をやるのは良くないなと思った。さらに、PCR検査は時には検査を担当する人に感染してしまう危険がある。そして、PCR検査でコロナウイルスにかかっていると判明するに時間がかかり、患者を判定する精度は7割程度だということが分かった。つまり、PCR検査は本当はコロナウイルスにかかっているのに、見落とすことがある。そして、本当はコロナウイルスにかかっていないのに、かかっていると誤って判断される場合がある。
実際には、日本にはCT検査機が海外に比較してたくさんあり、CT検査機がある病院では、CT検査機に患者さんをかけることにより、肺炎が発生しているかどうか、確認しているようなのだ。こちらの方の精度はPCR検査に比較すると格段に高い。


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