2020年5月20日水曜日

週刊SPA「日本ではコロナは怖くない」小林よしのり

今週号(5月26日号)の週刊SPAの小林よしのり氏の「ゴーマニズム宣言」の記事は、日本のコロナウィルスに対する意見がまとまっていて、しかも私の意見とほぼ同意見なので、ぜひとも読んでもらいたいと思った。(カッコ内は私の追加コメント)

表題は「日本ではコロナは怖くない」である。



「新型コロナウイルス恐怖症」は、医師や感染症の「専門バカ」が権威化して、マスコミが疑いを挟むことなく報道し、国民が恐怖に囚われて、政府を突き上げることになってしまった。

日本で緊急事態宣言を出すのは「早すぎる」と思っていた。死者数が100人にも達していない時状況で、庶民の生業を営業停止、倒産などに追い込み、経済の首を絞める宣言をだすのは早すぎた。

国民を縛ってくれと叫び、自由はいらないと言い、コロナの「恐怖」で全体主義国家になってしまった。

泣く泣く店を閉めたり、廃業に追い込まれている店主を見て、気の毒に思わないのだろうか?

新型インフルエンザは日本に入ってきた時に、1年で約2000万人が感染した。直接死は198人で海外に比較して異様なほど少なかった。その時米国の死亡者は1万2000人である。日本人の死亡者数は世界でも特別に少ない。(つまり、今回のコロナウイルスでも同じ状況なのだ。日本は世界とは異なるということをベースに対策をしていくべきだ)

ワクチンと治療薬が開発された今でも、インフルエンザに日本人は毎年1000万人が感染して、3000人以上、関連死を含めると1万人が死亡している。(びっくりするほどの死者数だが、今のところ誰もこれについては気付きもせずに過ごしている。コロナウイルスはこれに比較すると少ない。現在でも1000人を超えない死亡者数で、年内にインフルエンザの死亡者数をこえるはずがない)

羽鳥モーニングショーでは、新型コロナの致死率はインフルエンザの20倍という中国の研究者の発表を報じていた。北大の西浦教授の試算では海外の流行をもとに1人が平均2.5人を感染させるという仮定をもとに、国内d42万人が死亡するなどと言う。(西浦教授は最悪の事態を想定して計算しているので、こういう数字になっただけで、彼がことさら恐怖を煽ったわけではないが、その数字が使われてしまった。羽鳥モーニングショーだけでなく他の番組でもコロナウイルスの恐怖を煽るような報道が続いている)

グローバリズムに脳が侵された者たちは、日本の特殊性や日本人の優越性を認めない。国民性に気づいていない。東京も2週間後には今のニューヨークになると叫んでいた。ドイツを見習え、韓国を見習え。(こういう話を叫んでいた人や報道はたくさんあった。しかし、今でも全くそういう状況になっていない。緊急事態宣言がでたからそういう状況にならなかったとは思えない。出さなくてもこういう状態だったと考える)

日本には日本の「国民性」や「医療システムや「医療機器の技術力」があり、その総合力で、新型コロナの死亡者数を奇跡的に抑え込んでいる。(握手やハグをしない、手を洗う、マスクをする、土足で家に入らない、きれいな水が容易に手に入る、など他国にはない衛生観念、衛生状態が昔から備わっている)

新型コロナ対策は、「集団免疫」を作ることと、治療は重傷者のみに集中し、死亡者を減らすこと、の2つに絞るのが良い。(集団免疫が成り立つのかどうかは、まだ判明していないと思っている。集団感染をめざしたスエーデンでは現在のところ、あまりいい結果が出ていないので。しかし、経済疲弊ででてくると考えられる死者数と比較するとやはりスエーデンのやり方は正しいように思う)

日本ではPCR検査のような不確実なものに依存しなくても、CT検査で確実に肺炎を見つけることが出来る。(他国に比較するとCT検査装置の数は多いが、十分かと言われるとよくわからない。亡くなった岡江さんや志村さんも早くCT検査を受けていたら、亡くなっていなかったか?この点はまだ定かではない)

インフルエンザも完全な治療薬というものはない。新型コロナのっ治療薬が開発されるまでの間、経済の首を締め付けるなんてバカなことが出来るはずもない。感染しても死ななきゃ良いのだ。自粛を止めて、経済を回せ。

以上、記事の中から肝心な点だけをピックアップして、取り上げてみた。コロナウイルスの怖い点は、ある日突然感染していた人が急死するので怖いという話を聞く。(橋下元大阪府知事と山中伸弥教授の対話から)この点は本当に怖いのだが、それで経済封鎖をするかと言うと、それはないのではと考えてしまう。やはり、恐怖心が判断力を落としてしまっているように思うのだ。こういう場合にこそ、恐怖心に怯えることなく、落ち着いた対応をするべきなのだが。そうでないと、水鳥の羽音に驚いて、戦いもせずに逃げ出してしまった、平家のようなことになってしまう。



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