昨日の日本経済新聞のサイトのニュースだが、英国はコロナウイルス対策の規制緩和を行うと発表した。BBCもそれを伝えている。
https://www.bbc.com/japanese/57883801
これに伴い、集会やイベントの参加人数制限が撤廃され、ナイトクラブの営業なども再開した。パブやレストランでの屋内の座席制限もなくなった。
百万人あたりの陽性者数と死亡者数に関して、英国と日本を比べてみよう。グラフは例によって、OurWorldInDataからの入手である。
いずれのグラフを見ても、英国と日本では陽性者も死亡者も大きな差がある。いずれのケースでも英国は日本の約60倍である。
そんな状態なのに、規制緩和を始めているのだ。
信じられないという人もいるだろうが、経済を回すためにはやむを得ない選択のはずである。そしてそれは正しい選択である。
かたや、日本は陽性者も死亡者も英国に比べて少ないのに、こういう対策を全くと言っていいほどやってこなかった。最近になって、経済対策も重要だという意見が政治家の中でも、マスコミの中でも出てきている。
それなのに、岸田政権はやみくもにコロナウイルス封じ込みを行っている。これは、こういう対策を行っておれば、国民に受けが良いということを身にしみて感じているからだろう。しかし、こういう大受けを狙った政治を行っているようでは、今後の日本にいい影響はないはずだ。
コロナウイルスに関連する情報は、国民に入るよりも岸田政権や岸田首相に入るほうが多いし、正確だろう。その情報をきちんと使って政治を行ってもらいたいものだ。どうもそれが行われていないように感じる。
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