2015年8月9日日曜日

ネットバンキングをやるならWindows 10にアップグレードするな

私自身は全く意識していなかったのだが、友人からメールで「windows10については、ネットバンキングが対応していませんので使えません」というメッセージが来た。

Windows 10にアップグレードするとネットバンキングは使えなくなるというのだ。だから、ネットバンキングをしている人はWindows 10にアップグレードするのはやらないほうがいいという。

そこでいくつかの銀行のインターネットバンキングのサイトをチェックしてみたら、なんと、Windows 10への対応についてという注意文書が表示されているところがいくつもある。

例えば、りそな銀行では「マイゲートWindows 10 への対応について」という表題で、『マイクロソフト社の「Windows10」およびインターネット閲覧ブラウザ「Microsoft Edge」のマイゲートでのご利用については、現在動作確認中です。』という注意文書が表示されている。

これはりそな銀行だけでなく、こういう注意文書を掲げているところは多い。



こういう銀行のネットバンキングの対応について、以下のところに詳しく紹介されている。『Windows10・各銀行のネットバンキング対応情報』
http://www.pcdock24.com/blog/?p=12067

この問題は上のサイトでも書かれているが、各銀行共にWindows 10での動作確認ができていないというのだ。さらに、マイクロソフトの新しいブラウザ「Edge」での動作確認もできていないという。

この問題はWindows 7かWindows 8への移行時にもあったなということを思い出した。

まあ、銀行の要請に従って暫くの間Windows 10へのアップグレードを停止しておくのも良いが、ちょっと困ることもある。Windows 10への無料アップグレードは1年間だけで、それ以降はお金を払わないといけなくなるのだ。いつも銀行の対応は遅いから、1年待っても銀行の確認は終わっていないかもしれない。

ついでに「おすすめする使用環境」というようなところを見てみると、なんとどの銀行もブラウザはInternet Explorer指定で、しかもあるバージョン以降のものを使うようにとされている。殆どの銀行が、ChromeやFirefoxは全く動作確認をしていないのだ。考えてみるとこれはユーザ無視ではないか?

そんな銀行の指定環境があることなど気にしていなかったので、私は以前からChromeをメインに使用しており、ネットバンキングもChromeで行っている。それでも問題が発生したことは一度もない。

海外の銀行はどうかなと確認してみたが、私が調べた限りにおいて、Windows 10での動作確認が行われていないので、Windows 10へのアップグレードは控えてくれというようなメッセージを探すことが出来なかった。

そういえば、上に示した銀行のネットバンキング情報でも、ネット系の銀行ではWindows 10への対応は「情報なし」となっている。この意味は、「まったくWindows 10への関心がない」ということなのか、「Windows 10への対応は問題ない」ということなのか。たぶん、ネット系の銀行は後者の意味なのではないだろうか。

この問題は銀行だけでなく、ネットトレーディングを行っている証券会社やFX取引などの会社でも発生していると考えられる。

ほとんどのケースで、Windows 10の環境下でも問題なく操作できると思うのだが、トレーディングの場合には、緊急に売り買いをしないといけない時に、Windows 10での動作確認ができていなかったために、売り買いできなかったということが発生する危険性はある。さてWindows 10へのアップグレードはどうするかな?

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