2015年12月30日水曜日

来年はWindows 10 Mobileの年か?

ついこの間、Nexus 6Pを購入したばかりだが、来年はWindows 10 Mobileが躍進する年かも知れないと思う。

もともと私がNexus 6Pを購入した理由の一つが、Androidのアップデートが手持ちのGalaxy SIIで提供されなかったことにある。それで、価格が高いが、Androidの新しいバージョンが即座に導入されるNexus 6Pを購入したのだ。

ただ、Googleのやり方で気に食わないと思っているのは、全ての出荷したAndroidスマホに対応して、Androidのアップデートをやってくれていないということである。つまり、SamsungやASUSなどのメーカーが提供するAndroidスマホのOSのアップデートがNexusのものよりも遅いということである。これはメーカー側の責任もあると思うのだが、やはりGoogle側の姿勢の問題の方が大きいと思う。

もちろん、5年以上も経過したAndroidスマホに全く新しいAndroid 6.0のMarshmallowをインストールできるかというと、それはWindows 10を5年以上前のパソコンにインストールできるかという話に通じる。Windows 10の場合にはメモリを増設するなどして、Windows 10を曲りなりにインストールできるのだが、古いAndroidスマホにはMarshmallowはインストールするのはけっこう大変なのではないだろうか。

だから、全ての過去出荷されたAndroidスマホに対応しろとは言わない。出来る限り対応できるようにしてもらいたいと思う。だが、Googleはどうもそれを努めてやっているようには思えない。



さらにスマホのメーカー側もMarshmallowにアップデートするのが遅すぎるように思う。これはパソコンでWindowsがアップデートされるのと比較するとよく分かる。

そこで考えつくのがWindows 10 Mobileを搭載したスマホである。このOSのアップデートがどうなるか。私の予想では、パソコン並みのスピードでWindowsはアップデートされていくのではないだろうか。

更に言うならば、そのWindowsのアップデートはどのWindowsスマホでも即座にアップデートされると考えて良いのでは?

これはWindows 10 MobileスマホのAndoridスマホに対抗する大きなメリットと考えられるようになるはずだ。

もちろん、ユーザによっては手持ちのパソコンをWindows 10にアップデートするのをためらっている人もいるので、スマホでもその現象は出て来るかも知れない。しかし、自動的にアップデートされるWindows 10のやり方を見ていると、いったんWindows 10を使いはじめると、スマホでも否応なくアップデートが自動的に行われるはずである。

つまりスマホのハード自体もアップデートがやりやすい作りになっている可能性がある。

最近、日本では低価格のWindowsスマホが数機種売りだされてきているが、これは上に言ったアップデートの早さのアドバンテージを武器に大きく伸びてくるのではないかと予感している。

Windowsスマホの良い点はそれ以外に、パソコンとの整合性という点で、Androidスマホより優れているはずである。ユーザインターフェースやアプリケーションも共通性があり、この点も意外とパソコンとの連携で優位性を発揮するのではないだろうか。

もちろん、全てのユーザーがすぐにWindowsスマホに飛びつくということは起こらないと思うが、来年はWindowsスマホが嵐を起こしそうな予感がする。

それはWindowsスマホとAndroidスマホの競合を加速することになり、その競合が良いスマホのOSを造り出していくことを期待したい。

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