今週号の週刊新潮に『口が裂けても言えないけど「コロナで死ぬ人が出ても仕方ない」という政府の本音』という記事が出ていた。
とうとうこういう記事がまともに出てきたかと、ホッとしたところである。
もともと「コロナウイルスは必要以上に恐れる必要はない」とこのブログで、データをグラフで示しながら発言してきたものとしては心強い記事である。
最近、こういう記事がポツポツ出てくるようになっているのはわかっているのだが、まだまだ、コロナウイルスを煽るマスコミのほうが強いように感じている。しかし、9月頃には死者数を気にせずという傾向はますます強くなってきて、コロナウイルスよりも経済を優先したほうが良いという話がどんどん出てくるようになる。それに伴い、政権ももう少しはっきりした言い方で、コロナウイルス対策を行えるようになっているはずだ。
このところ、少し死者が増えてきているかも知れないが、未だに5人以下で死者数をカウントするのも馬鹿げているくらいである。この傾向は8月中もそのまま継続するはずである。
感染者数もPCR検査の数は増えているようだが、上昇傾向が少し変わってきているようだ。ピークは過ぎたのではないだろうか。
以上のことは、いつも私が使用している東洋経済オンラインのコロナウイルス特設サイトでのグラフではっきり分かる。
以下のグラフは8月5日更新のもので、全国の状況を示している。
こういう状況下で、はしゃぎまわっているのが、小池東京都知事で、「お盆の帰省自粛呼びかけ」などをやると言って張り切っているようだ。
政権担当者も小池都知事のこのはしゃぎようには手を焼いているようで、GoToキャンペーンでも東京都だけをわざと外してしまった。まあ、見せしめにした形だ。これがわかったいない人も多いようで、実際に東京は感染者が多いので、そのために政府はこういう方針転換をしたと思っている人も多いようだ。
米国のトランプ大統領やブラジルの大統領は、「多少の死者が出ても、経済を回す」と言っている。しかし、日本でこれを安倍首相が言ったら、たちまち「人名軽視!」と騒ぎ出す人が出てきて、大炎上することは間違いない。野党もそれに乗って、安倍政権批判を行うはずだ。
政権はこういう事態は避けたいので、わけのわからない態度で国民に対している。しかし、見えているのは経済を回す方向で、きっちりとGoToキャンペーンは進められている。ただ、その成果は国民がうまくこのキャンペーンに乗ることであり、その余勢をかって、コロナウイルおそるるに足らずという雰囲気を醸成することだ。
今回のコロナウイルス騒動で問題なのは、経済活動がストップしてしまい、それに寄る自殺者が増えることだ。これには、今までの経験から、「失業率が1%上がると、自殺者は4000人増える」という話もある。
しかし、私はあまり数字には出てこないのだが、このコロナウイルス騒ぎで、みんな怖がって外出をしない。そのために、運動不足になり、足腰が弱くなって、今まで自転車で来ていた人が、タクシーで来たとか、認知症が出てきてしまったという人が増える。こういう人たち、特に老人がこういう事になってしまい、その結果として、死期を早めてしまうというのがかなりあるのではないかと心配している。あるいは、医療機関がコロナウイルスの蔓延の巣窟になっているという話を真に受けて、病院にいくのを憚ってしまい、その結果手当てが遅れて死ぬというのもあるだろう。病院がコロナウイルスの患者の面倒を見るのに時間や人手をかけてしまい、その結果としてコロナウイルス騒動がなければきちんと手当を受けられた人がなくなるということもありうる。
私なども、注意して外出するようにしているのだが、それでも、仲間と飲む会が全くなくなってしまい、その分だけ、外出する機会が減ってしまっている。となると、電車で出かける機会も減ってしまい、結局自宅の周りをウロウロするだけになってしまっているのに気づく。これだけ注意していても、こういった自分ではどうしようもない周りの環境から、外出、特に遠出の外出が減ってしまっているのをどうすることもできない。
特に、毎年出かけていた海外への旅行も、世界中のコロナウイルスの蔓延で、出かけようにも出かけられない状況になってしまっている。
記事の中でも指摘されているが、必要なデータがきちんと整理して出てこないのも問題だ。東洋経済オンラインのコロナウイルス特設サイトでも、データが出てこないので、グラフにできないというものも多い。県単位での、死者数、重症者数、入院患者数、退院患者数、それらの年齢別の数、確保されている病床数、などきちんと今年のはじめからの情報が提示されている県はないのではないだろうか。
例えば、感染者用のホテルの部屋の確保状況なども、きちんと出されていない。ひどいのは東京都で、一時期感染者用に確保していたホテルを断ってしまい、2百床くらいに減ってしまっていた時があった。最近はその問題を解消しているようだが、過去からの病床確保数が明確に整理されていない。騒いでいる割には、対応がおかしい。
コロナウイルスで気になっている方は、週刊新潮の今週号のこの記事をきちんと読んで理解してもらいたいものだ。
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