東京都の感染者はこのところ400名を超える数字を示している。
そこで、相変わらず、COVID-19の恐怖を煽る記事や放送が行われているのは、ご存知のとおりだ。
友人から東京都の7月1日の感染率が3.5%、7月31日が6.5%で、この数字から考えると最近は感染者の割合が増えているのではないかという問いかけがあった。
7月1日は感染者が67名、PCR検査数は2544名である。7月30日は感染者が367名で、PCR検査数は3458名である。この数字は東洋経済オンラインのグラフから入手。現在のところ7月31日のPCR検査数が出ていないので、30日で代用。
この数字で計算すると、7月1日が2.6%。7月30日が10.6%である。本来は、日ごとではなく、7日間平均での数字を使ったほうが傾向をよく捉えると思う。
東京都の数字は以下のサイトでの数字だろう。
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/cards/positive-rate/
東京都の資料では検査数に関しては、7日平均の値を使っている。
東京都の上のサイトでグラフが表示されているが、そのグラフを見る限りは、7月に入って陽性率は増えているが、極端に増えているわけでもない。3月や4月は40%などということがあったのに比較すると、割と落ち着いた推移のように見える。
そこで、OurWorldinDataのサイトで、世界における陽性率のグラフがないか調べてみた。海外のサイトでもこの検査に対して陽性がどのくらい出るかという陽性率のグラフを取り扱っているところは、探すのに苦労する。陽性率というのはあまり重要な数字と考えていないからではないかと思う。
上のグラフがOurWorldinDataで入手した、いくつかの国と日本を入れた陽性率の推移のグラフである。
これを見ると、日本はこのところ陽性率が上がってきているようだ。グラフは対数グラフなので注意してみないといけない。それでも日本は他の国に比べて異常に陽性率が上昇しているように見える。感染が広がっていると言えるのかも知れない。
それにしては、死者数も重症者数も顕著には増えてこないのは、どういうことなのだろうか。
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