2020年8月25日火曜日

どうして接触確認アプリ「COCOA(ココア)」は使われないのか?

 今日の毎日新聞の記事によると、「接触アプリ、稼働低迷 「コロナ陽性」登録進まず ダウンロード、人口の1割」らしい。

問題点の一つが、アプリを使用して陽性者との接触があったとしても、PCR検査が受けられない点だ。私は陽性者に接触したという情報が表示されても、症状が出てこない場合にはPCR検査には行かないが、大半の人は検査を受けたいと思うかも知れない。陽性者と接触したという表示が出たら、PCR検査を受けられるようにしてもらいたいものだ。

もう一つの問題は、陽性になってもそれをCOCOAに登録しない人が多くいることだ。自分が陽性ということを他人に知られるのではないかということで、登録しないようだ。COCOAでは誰が陽性になったかがわからないようになっているのに、それでも心配する人が多いからのようだ。私は陽性になったら、当然登録する。自分のためだけでなく、他の人に情報を流すのが重要なことだから。人から恩恵を受けようと思うなら、人にもその恩恵を与えないといけない。

記事によると、「人口の40%が利用し、個々の濃厚接触者が外出を60%控えれば、感染者数を6割程度減らせる」というシミュレーション結果があるようだ。私は陽性者との接触があったとしても、外出の自粛はあまり積極的にはしないと思う。自分が感染した可能性があるという兆候があれば別だが。

ただ、このシミュレーションで人口の40%が利用すれば、結構な効果が出てくることがわかる。濃厚接触者が外出を控える率が60%というのは、ちょっと高いレベルだと思うが。COCOAの利用率が100%というのは無理にしても、60%くらいなら可能ではないだろうか?スマホを持っている人が積極的に利用すれば良いのだから、なんとかなりそうな気がする。でも、40%でこの程度の効果があるなら、まずはそこを目指すべきだろう。

私は数日前からCOCOAの利用を開始した。あまり利用する人がいないと思われたので、そうなると効果は全く期待できないと思ったのだ。ただ、先日友人たちとZoomミーティングを開催していた時に、たまたまCOCOAの利用を確認したら、参加者の9割位が利用しているということが判明した。そんなに利用しているのかというのが驚きだった。

そこまでみんなが利用しているなら、私も参加する意義があるかなということで、アプリをダウンロードして使い始めている。今のところ、陽性者との接触はない。


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