2018年7月14日土曜日

三菱アウトランダーPHEVに2,3日乗ってみた(低燃費)

息子が最近(2週間ほど前?)に購入した三菱アウトランダーPHEVに乗ってみた。

神戸の実家に帰った機会に三菱アウトランダーに乗った。ちょうど、息子が車を貸してくれたので、運転することになった。


まずは、息子の勤め先の丹波市を往復した。さらに、娘のいる舞鶴市に出かけて、孫を預かった。その後、再び舞鶴市に孫を送っていき、ついでに天橋立に出た。天橋立から、息子の勤め先の丹波市を経由し、東京の青梅市まで帰ってきた。丹波市から青梅までは息子と交代で運転したが、残りは私だけの運転である。

今の時点では私の方が息子よりもこのアウトランダーの運転距離は長い。

現在私はフリードに乗っているが、その前はずっとパジェロに乗っていた。従って、このサイズの車に乗るのは慣れている。しかし、乗ってみるとやはり「ごっつい」という印象である。とは言え、乗り心地は悪くなかった。

乗っていて気になったのがバッテリーの使い方である。PHEVははじめての体験なので、どういう具合にバッテリーを操作したら良いのかよくわからない。

息子から受け取った時点で、バッテリーの状態は「ゼロ」だった。フル充電すれば60kmほどエンジンを動かさなくても走ってくれる。しかし、バッテリーがゼロでは、はじめからエンジンで動くということで、ハイブリッド車と同じ状態だった。

しばらく乗っていたのだが、バッテリーに全くチャージされない。坂道を降りてくるときには、バッテリーに充電されるはずなのだが。

マニュアルを見てみると、「バッテリーチャージモード」というのと、「バッテリーセーブモード」というのがあるいうのがわかった。ただし、このモードの使い方と、これらのモードを設定しないでそのまま走るのとどこが違うのかよく理解できない。

とりあえず、チャージモードで走ってみると、徐々にではあるがバッテリーがチャージされているのが表示される。しかし、このモードを解除して暫く走ると、チャージした分、走りきって元の全く充電なしの状態になる。

それではということで、チャージモードでしばらく走って、10kmから15km程度走れる状態から、セーブモードに変更してみた。そうすると、走行できる距離は少し増えたり減ったりするが、ほぼ電池の状態は一定に保たれる。

しばらく、市街地や高速道路を走ってみて、どうもセーブモードにしたときに一番リッターあたりの走行距離が良さそうに思えてきた。

チャージモードでは、エンジンの駆動で車は動いており、さらにバッテリーにチャージするのだから、走行距離が良くなるわけはない。

丹波市から青梅市まで帰ってくる途中で、息子と燃費について議論してみたが、スッキリしなかった。息子は全くモードを設定していない場合と、セーブモードでは燃費は変わらないのではないかと言う。むしろ、セーブモードに入れておくほうが悪いのではないかとまで言うのだ。

青梅の自宅に到着してから、PHEVの燃費に関する投稿を見て調べた結果、私としてはやはり「バッテリーセーブモード」で走るのが、長距離では燃費がいいようだという結論になった。

もともと、アウトランダーの電池はある一定量になるとそれ以下にはならない設定になっているようだ。だから、バッテリーでの走行距離がゼロ(画面に数字は表示されない)になっていたとしても、容量の30%程度は残されている。この分は車を発信するとか、車内の灯火などに使用するために残されているのだ。

セーブモードと何もモードを設定しない場合とでは、殆ど変わりはない。充電ができれば充電するし、できない場合はエンジンで動く。モード設定なしでは、その場合、バッテリーが優先されるので、バッテリーに充電されたら、それをまず使用する。

ところが、セーブモードではある一定量にバッテリー容量を保たないといけないので、走行するのにバッテリーを使うか、エンジンを使うかその都度、走行状態によって判断していると思われる。この判断材料や、判断基準に関して三菱自動車のコメントは一切ない。ノウハウにも関係するからだろう。

ここでPHEVをどのように使うかという点が関連してくる。市街地で、一度に走る量が60km以下の距離しか走らないという状態で、普通は使っている人が大半だろう。そうなると、モードを設定する必要はなく、バッテリー優先で走るのが良い。BOモード(バッテリーオンリー)で走るとエンジンは掛からない。60km以下の運転ならこれでいいのだ。BOモードにしなくとも普通のドライブでもだいたいの場合はバッテリーを使うことになっているので、ほぼ同じはずだ。

ところが、長距離を走る場合にはこれが異なってくる。ガソリンのようにスタンドに行けばすぐにガソリンを満タンにできるというのではなく、電池の充電は30分位の時間がかかってしまう。そのため、長距離で電池の容量が少なくなって、いちいち電池の充電をしていては、移動するのに時間がかかって仕方がない。

こういう場合に、バッテリーセーブモードが役に立つ、坂道の下り坂などでバッテリーを十分に充電できた場合には、ある一定量にバッテリー容量を超えないまでバッテリーで走るのだ。ここまではモード設定なしと同じだ。ただし、走っているある場所で、バッテリーを使ったほうが得だと考えられるときでも、バッテリー容量がゼロのモードなしでは、使用できる容量がないので、それができない。セーブモードならある程度バッテリー容量を保持しているので、少しはバッテリーを使って効率的に走行できるのではないか。その時失ったバッテリー容量は、あとで取り返すことができる。

インターネットで調べたところでも、この燃費に関してはなかなかうまい回答がなかった。しかし、その中で、走る距離が60km以下ならモードなしか、BO(バッテリーオンリー)モードで、それ以上なら、セーブモードで走るのが良いようだということを書いているサイトを見つけた。これが私の意見と同じで、どうも正しそうだ。

まあ、私の体験は数日間のものなので、絶対に正しいとは言い切れないが、正しいのではないかと思っている。

PHEV(PHV)の車は、まだ三菱とトヨタからしか出てきていないが、良いシステムなのではないかと思う。電池をチャージする時間がないとかいうのは、PHEVにはあまり関係ない。電池がなくなればハイブリッド車と同じ状態になるだけ。チャージしないといけないときには、バッテリーチャージモードにして、充電すれば良いのだ。これで80%くらいまで充電できる。あとは、家に充電できる設備を入れておいて、夜間充電しておけばよい。

今回アウトランダーで丹波市から青梅市まで、たぶん580kmくらいだと思うが、丹波市でガソリンを満タンにして、その後一度もガソリンを入れることなく走りきった。多分リッター19kmが出ているのではないか。

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