2015年3月14日土曜日

沖縄の辺野古への基地移設問題について

沖縄の普天間基地から辺野古への移転については、まだまだ問題が多く、これからも本格的移設までには時間かかると予想される。

私はこの問題で一番大きな影響を及ぼしたのは、鳩山由紀夫元首相の「最低でも県外」「できれば国外」という発言である。

あの発言がある前には、沖縄の人たちは大半が基地が沖縄にあるのはしかたがないと思っていたはずである。それが、首相が基地は県外でも良いという発言をしたので、そうか、基地は何も沖縄においておく必要はないと感じてしまった。

私もなんとはなしに「基地は沖縄においておかないといけない」という考えをしていたのだが、その発言があってから「まてよ、本当に沖縄にあんなに基地をおいておいていいのか?」という疑問を持つようになってしまった。

実際に沖縄以外に基地を考えると、鹿児島県などが候補に上がるのだが、こちらはそのとばっちりで、候補にあがった場所もあるが、当然のことながら反対運動が起こっている。

『鳩山首相はあとで、「やはり辺野古しかなかった」と言って頭を下げた』と櫻井よしこ氏のオフィシャルサイトにも書かれている。
http://yoshiko-sakurai.jp/2014/10/02/5549

しかし、その記事の中でも書かれているが、昨年の知事選の前に鳩山氏は辺野古への基地移設反対の集会に参加していたということだから、今でも心底からは「辺野古しかない」とは思っていないのだろう。

あらためて現代の戦争を考えると、日本のような島国で地上戦を考えるのは難しいのではないだろうか。全面戦争になるなら、地上戦というよりは、ミサイルとか爆撃機での攻撃ということになる。地上戦のようなまだらっこしいことは日本では考えにくい。

従って、70年前に米軍が太平洋の島々を一つ一つ戦って、攻め取ってきたようなことはもはや想定できないのではないか。イラクやシリア、あるいはその他の地域で行われているゲリラ戦のような戦争は考えられない。現代の戦力を見てみると、70年前からははるかに高度になっているはずで、即決するようなかたちの戦争になる。

だから、基地がどこにあるかというのは、日本周辺での戦争のかたちを考えると、それほど大きな要素にはならないのではないだろうか?

むしろ、いまだに米国が沖縄基地は重要と考えていることが原因なのではないか?そういう意味では、辺野古に移転すれば、沖縄にいた米軍の一部がグアムなどに移転するというのは、「沖縄に大きな戦力を置いておかなくてもいい」と考えだしたという現れのような気もする。

そういえば、最近、鳩山首相はクリミアを訪問して、顰蹙を買っているようだが、意外と面白い発想かもしれない。以下の記事「鳩山由紀夫元首相は、宇宙人か馬鹿か天才か」にその辺のポイントが書かれている。
http://toyokeizai.net/articles/-/63263

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