2015年3月23日月曜日

マイナンバー制度は問題の制度か?

マイナンバー制度が平成28年度から導入される。マイナンバー制度に関しては政府からの説明が以下のところに出ている。
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/

それよりもメリット、デメリットなどが説明されている以下のところが分かりやすいかもしれない。
http://cards.hateblo.jp/entry/japan-mynumber-matome/

マイナンバー制度に関しては時々なにか恐ろしいことが起こるように書かれているものを見かける。以下のところなどもそういうマイナンバー制度批判のようなものだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/overthewind999/64881862.html



確かに、マイナンバー制度というのは国民の管理強化という面がある。しかし、それがプライバシーの侵害の危険性があるというところに来て、すべての人にこの制度は悪い制度だと思わせてしまうというのは問題だ。メリットをもっと重視しないといけない。

こういう制度の批判は、以前の国民総番号制の時にも起きた。国家権力の国民のプライバシーの侵害のおそれがあると。

しかし、マイナンバー制度の本当の狙いは普通の庶民ではなく、脱税をするお金持ちのだ。その税の確実な徴収が目的である。今回は国民総番号制度の時の失敗に懲りてこれは前面には出てきていない。

脱税行為をするのはたくさんお金を稼いだ人たちである。こういう人たちの一部が、「確実な税金の徴収」を避けたいために制度の批判の宣伝を行っているのだが、実際にそういう人たちは前面には出てこない。僅かなお金をもらって、喜んでそれを手伝う人が表面に出てきて反対をしたり、一般の人に脅しのような宣伝をする。僅かなお金と表現したが、一般庶民にとっては結構なお金なので、この役割分担が成り立つわけだ。

マイナンバー制度の導入で莫大なシステム開発費用とその運用コストがかかると言われているが、そんな費用は脱税金額に比較すれば僅かなものだ。さらに言えば、脱税行為の摘発に多大の費用をかけているのを減らすことが可能だ。数千億円と言われる運用コストは脱税額に比較するとほんの僅かなものである。

個人の情報管理に関しても、脱税を含む大きな犯罪行為に対して強化されるわけだから、個人の安全などにも良い方向になると考えられる。もちろん、個人情報の取り扱いは今まで以上に慎重に行う必要が在ることは言うまでもないが。

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