感染症専門家の中には、「この冬はコロナウイルスとインフルエンザの同時発生が起こるので注意しよう」と言っていた人たちがいる。
11月末に近づいてきて、例年ならインフルエンザの流行が始まってもおかしくない時期になってきた。実際には12月、1月にならないと本来の結果はわからない。それでもこの時期でもその予測は現在の状況を把握することで可能だ。
厚労省はこの冬のインフルエンザについて、第36週から「インフルエンザに関する報道発表資料 2020/2021シーズン」という表題で、その状況を発表している。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00008.html
現在は11月27日の発表が最新のものである。その中の資料で「インフルエンザ定点当たり報告数・都道府県別」という表題のものが以下のものだ。
これをみると、総数は46、そして昨年同期の総数が15,390とある。
つまり、現在のところ昨年に比較して格段に少ない件数であることがわかる。
この数字から考えると、現在のところ、インフルエンザはこの冬はあまり流行らないのではないかと考えていいのではないだろうか。
マスコミも全くこういう事実を報道しないで、コロナウイルスだけを報道している。感染症専門家の一部の方も含めて、この現象をどう説明するのだろう。是非とも、マスコミにはインフルエンザの状況をコロナウイルス同様に流してもらいたいものだ。
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