2020年4月29日水曜日

日本政府のコロナウィルス対策は世界に自慢できる

いよいよ緊急事態宣言を延長するのか、しないのかの議論が出てきた。これまでの流れから言うと、「もう少し延長」というのが世間一般の論調のようである。

ただ、それに反論する論調の記事などがじわりと増えてきている。今週号の週刊新潮にも『「小池知事」煽動でいつまで「命の経済」を止めるのか』という記事がある。週刊SPAにも倉山満氏が「安倍首相よ、緊急事態宣言を延長したいのならば、内閣総辞職を約束せよ!」という記事を書いている。いずれも、「延長は無し」という意見である。

私自身は緊急事態宣言を出すのにも反対だったほうだから、もちろん延長には反対だ。早く経済活動を再開しないと、日本は世界各国と同様、無残な経済状態が待っているだけだ。

「緊急事態宣言延長無し」の根拠としているのが、日本の人口百万人あたりの死者数である。香港や台湾には及ばないが、日本は欧米諸国よりも勝っているし、PCR検査を大々的にやったあの韓国よりも成績は良い。

以下が、そのデータで、ネットのWorld Meterのサイトから一部抜粋してきたものだ。


この表を見ると、日本がどれだけうまくコロナウィルス対策を行っているか、一目瞭然だ。

日本政府は、「コロナウィルスで死ぬ」ということで、パニックに陥りやすい人達がいることを前提に、いろいろの施策をとってきた。PCR検査数が少ないとか、緊急事態宣言はおそすぎたとか、いろいろ言われているが、世界各国に向かって「日本はウィルス対策では素晴らしい成果を上げている」と胸を張って言うことが出来る。まあ、あえて言う必要もないが。アベノマスクや小中学校閉鎖などの政策を出してきた政府の一部とは異なったところで、この政策は実施されているのだろうか?あるいは、日本人の清潔志向や健康志向が大いにこれに寄与しているとも考えられる。きれいな水、住んだ空気なども影響したのかも。数値を出して証明できないので、なんとも言えないが。

緊急事態宣言をしなかったとしても、日本人の潔癖性を考えると、コロナウィルスが蔓延するなどということは発生しなかったのではないだろうか?何も言わずとも、マスクをする人は自然と増えていただろう。ただ、これは再現して確認することのできない「もし」なので、わからないが。

先に上げた週刊新潮の記事には、今年の2,3月の自殺者の数が3000人にもなっているそうだ。精神科医の和田秀樹先生も「経済問題が原因の自殺者は、ピーク時に年間9000人いたのが、いま4000人に減っている。しかし、越して不景気や陰鬱な雰囲気が続くともとに戻りかねない。そうなれば5000人も増えてしまいまず」と憂慮されているようだ。現在のコロナウィルスによる死者数400人とは比較にならない大きな数字である。

日毎に発生する感染者数や死者数の推移を見てみると、減少傾向にあるようにみえる。



結局、良いワクチンが作られない限り、この手の病気は完全には制圧されずに、ある一定程度の人数が死ぬことがある病気として永らえていくようだ。従来のインフルエンザや、エイズ、梅毒などと同じである。

日本のコロナウィルス対策は素晴らしいんだと世界に向かって言えるものだということを認識しておこう。



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