2020年4月29日水曜日

Zoomを約2ヶ月使用してわかったこと: 参加が簡単

友人がTV会議をやろうと呼びかけてきたのが、今年の3月初めの頃だった。「どうせ家の中でうだうだしていても仕方がないので、TV会議でもやりませんか?」というメールが飛び込んできた。

その頃、スマホではLINEを使用して、ビデオ電話や会議は家族の間で行っていたのだが、Zoomは知らなかった。その手のTV会議は色々と知っていたのに。

私自身はTV会議はもう20年以上前から元いた会社で率先して使用していたので、慣れ親しんだものだ。しかし、最近はそういう会議ができる(レベルの)友人はいないと思いこんでやっていなかった。TV会議を実施するのはいろいろと難しいことがある。

高校の同期会の幹事団6人の集まりで、3月4日に会議を開始した。幹事団の中のZoomを提案してきた一人が発起人になって会議の招待状を送ってきた。私は特に問題もなく会議に参加できたのだが、参加できなかった人もいた。マイクやWebカメラが無いので、音声抜きや動画抜きで参加した人もいた。

TV会議はこういうむずかしさがあると、今までの経験でわかっていたので、こんなものだろうと使い始めに思ったものだ。最初からそう簡単にはうまくいくはずはないのだ。

ただ、その時にびっくりしたのだが、会議にはパソコンにあまり詳しくない人でも、会議に簡単に参加できる点だった。この評価は今でも変わっていない。手続きが簡単すぎる。これが原因でセキュリティの問題がいまでも指摘されていると思うのだが。

簡単な理由の一つは、普通はこういうサービスを利用する時に用意するIDやパスワードが必要ないことだ。会議を設定する人は、流石にIDやパスワードを持っていないとだめだが、それ以外の人はそれらを要求されない。IDやパスワードを入手するには、サインインという面倒な手続きをしないといけない。これがパソコン弱者には意外と面倒だ。この面倒な手続きをすることなく、会議に参加できる。参加したら、Zoomのアプリはインストールされて使用できるようになっているが、ID登録(サインイン)が行われていない状態のままである。次にZoomで会議に参加するときにもIDやパスワードを入力せず、会議に参加できる。

会議に参加するには、まず会議を知らせる招待メールに書かれているURLをクリックする。Zoomをダウンロードして、インストールする手順の指示が表示され、その指示に従って画面のボタンをクリックしていくと、Zoomを短時間にインストールできる。そして、音声入力のマイクの起動、Webカメラの起動を促されて、インストールしたZoomでマイクとカメラが使えるように自然となってしまう。その間、数回クリックするだけ。文字を入力するのは自分の名前だけ。

面白いのは、この時、マイクやカメラが使用できなくても会議に参加できてしまうことだ。パソコンの使い方をよくわかっていない人でも、まず参加することで、会議の様子がわかる。そうすると、なぜ自分だけが声が出ていないのか、画像が表示されないのかという疑問を持ち、それに対応しようとする。大半の人は、参加の仕方を簡単に説明して、もう一度会議に参加するのをトライしてもらう。その時には既にZoomがインストールされているので、そのインストールの手間を省けることも幸いして、音声、ビデオ付きで参加できてしまう。何度か参加を試していくうちに問題は解決される。

最初にZoom会議に参加して以降、何度か私も会議を開催する機会を持ったが、この点はびっくりする。そして、参加した人たちもビデオを使用して大勢の人と会話ができる初めての体験を楽しむ事ができる。今まで、できなかったことが達成できたことに満足感を持つのだ。

会議を主催する側としても、参加者が落伍することなく、全員会議に参加してくれることは嬉しい。通常はいろいろとそれをサポートするのに時間を取られしまうのだが、その時間が短いというはありがたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

JR東日本がみどりの窓口削減凍結

 この数年だと思うのだが、JR東のみどりの窓口がぽつりぽつりとなくなっていっていた。 JRの切符は、ネットで切符が予約できるようになったので、日本国内で旅行するときにも、みどりの窓口に行かなくてもすむ。 しかし、みどりの窓口でないとだめなこともある。私の場合だと、大人の休日倶楽部...