2020年4月20日月曜日

Chromeの拡張機能「Grammarly for Chrome」が日本語入力にいたずらしていたこと

いつ頃からかよく覚えていないのだが、日本語入力を行うと入力がうまく行かないことが起こっていた。

たとえば、Googleのスプレッドシートでデータを入力するとき、最初の文字の入力がうまく行かなかった。「日本」と入力するのに、「nihon」と入力するのだが、最初の「n」が入力されない。一旦入力を開始してしまうと、それ以降は文字落ちなく入力できるのだが。次のカラムに移っても問題は生じなかった。つまり、最初の入力時だけ、そういう問題が発生していたのだ。

FacebookやTwitterで文章入力を行うときには、もっとひどい状態が発生してしまっていた。

日本語文字入力を行っている途中で、それまで入力した文字が消えてしまう。いつも消えてしまうわけではなく、時間をかけてじっくり入力していくと、そういう問題が発生しない。しかし、それでは時間がかかりすぎて、入力しておれない。

やむなく、そういう場合にはテキストエディターで文章を作成し、それを「コピー&貼り付け」という操作でFacebookやTwitterに書き込んでいた。

この問題は、もちろんマイクロソフトやChromeに問題として報告していたのだが、全く梨の礫だった。

私は日本語入力は、Google日本語入力を使用している。それでこれはマイクロソフトがわざとGoogle入力にいたずらをして、まともに入力させないようにして、マイクロソフトの日本語入力IMEを使わせようとしているのかと考えたこともある。しかし、IMEに日本語入力を変えても、同じ問題が発生した。

解決方法が見えたのは、Twitterの入力をしている時である。入力のカラムの右側の位置に緑色の点が表示されているのに気がついた。もちろん、以前からそれは表示していたのだが、なんとも考えが及ばなかった。その緑色の点は、「Grammarly for Chrome」が動いていることを示していたのだ。入力した文章を、日本語ではなく英語の文章と思ってチェックしようとしていたのだ。


「日本語入力をしているのに、英語チェックはいらないのでは?」と考えたところで、これが日本語入力を邪魔しているのではないかと気がついた。

さっそく、Chromeの拡張機能の「Grammarly for Chrome」の設定を「ON」から「OFF」にしてみた。機能の停止である。そうすると、上にあげたような問題は全く発生しなくなった。

では、どうしてこの問題がネットの中で取り上げられなかったか?まずは、日本語入力をする人は、英語のチェックのための「Grammarly for Chrome」などは使用していないのだ。

使用していたとしても、パソコンが新しくて、私のパソコンよりも能力が格段に高いので、そういう問題が発生していないということも考えられる。パソコンがもう少し高速処理できれば問題なかったと思われる。ひょっとすると、インターネットの回線の速度も影響していたかも知れない。

いずれにせよ、2,3年前から困っていた問題が解決してホッとしている。


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