ヤマト運輸が荷受けの抑制を行う方向のようだ。今春の労使交渉で話し合いが行われるが、その労働組合の要請を受けてのことだ。
最近のAmazonや楽天市場の配送状況を見てみると、極端な時にはその朝に発注すれば、その日の夜には発注したものが届くといった荷物の到着時間競争が激化しているように見えた。今までの感覚で言うと、ネットで注文したのだから、少し時間がかかるのは当たり前と思っていたのが、「えっ、自分で買いに行くよりも早いかも」というところだ。
これにより、インターネット通販の普及はさらに加速しているのは間違いない。その日に注文してその日に届くなら、自分でお店に行くよりも便利だと思うのは誰でもそうだろうから。そうなると、さらにネット通販に寄る荷物の量は増えてくる。
各新聞の情報から、このインターネット通販の荷物の量に、ヤマト運輸側が人員強化、長時間労働などで対応していたものに無理が出てきたようだ。特にドライバーの不足は深刻だろう。
私はこの配送時間の競争は、インターネット通販は潤したのだが、それをサポートする運輸側には利益が出てこない状況が続いていいるのではないかと思う。
日本全体で肉体労働を行う人の人口が減ってきている。運輸部門よりも先に、飲食店などで働く人が集められなくなって、結局人件費がじわりと上がってきているのだ。この影響が運輸部門にも波及してきたというわけだろう。
この配送時間競争は日本だけかと思ったが、どうも米国でもやっているようだ。Amazonの米国のサイトを見ると、やはり今から何時間後までに注文したら、翌日配達などという文章があるから。
配送時間の短縮そしてその労働時間の短縮は、今後もどんどん進むと考えられる。Amazonが荷物の配送にドローンを使いたいと考えるのもその一つの改善策だろう。こういう色々の手を考えても、人手不足の解消が一番大きい問題で、解決策がしばらく出てこないのではないだろうか。
2017年2月22日水曜日
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